Gold LIMIT BREAK 3.0 取扱説明書
LightGBM機械学習モデルを標準搭載したゴールド専用フラグシップ自動取引システムの詳細マニュアル。
システム構成・フロー図
Gold LIMIT BREAK 3.0 取扱説明書 (AI標準搭載モデル)
本EA(Gold LIMIT BREAK 3.0)は、Gold LIMIT BREAKに、最先端の機械学習(LightGBM)モデルを標準搭載したゴールド(XAUUSD)専用のフラグシップ自動取引システムです。
標準装備されたインテリジェントなオンスクリーン・ダッシュボードパネルにより、AIのリアルタイム予測やシステム稼働状態、スプレッド等の状況を一目で視覚的に確認・コントロールすることができます。
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1. 主要機能と特徴
- 4つの独立した戦略スロット:
時間足や取引モード、各種設定を個別に最適化可能な4つのスロット(Strategy A-1, A-2, B-1, B-2)により、短期スキャルピングからスイングトレードまでを同一チャート上で同時に並行稼働させることができます。
- LightGBM AIフィルター:
プレコンパイルされた220万超のパラメータを持つ軽量・高性能な機械学習モデル(ONNX形式)が、エントリー・決済・ナンピン判断の各フェーズで相場分析を行い、無駄なエントリーの防止や相殺処理の高速化を自動実行します。
- 対話型オンスクリーン・ダッシュボード:
チャート左上にダークネイビー基調のスタイリッシュなUIパネルを表示。最小化ボタン(_)で折りたたんでチャートの視認性を邪魔しないミニマルモードに切り替えることも可能です。
- グリッド&リカバリー(ナンピン防衛制御):
日足ATR(値幅)に基づいてナンピン幅と利確幅を自律スケーリング。AIフィルター有効時は、レンジ・トレンド判断に応じてナンピンの積み増しを自動制御して破綻リスクを極限まで低減します。
- 週末持ち越し・指標ニュースフィルター:
週末の強制全ポジション決済や、重要な経済指標発表の前後における新規注文の自動一時停止・既存ポジションの決済処理により、突発的なファンダメンタルズ変動から資金を守ります。
- スマート建値移動(ブレークイーブン):
利益が一定幅に達した際、損切りを建値(微益確保位置)に移動し、ノーリスクでの利益追求を可能にします。
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2. 概要仕様
- 取引シンボル: ゴールド(XAUUSD / GOLD)専用
- チャート時間足: 5分足(M5)での稼働を推奨(※SlotやAI判定の時間足は内部で自動的にマッピングされます)
- 口座制限等: ナンピン・グリッドの活用を含むため、レバレッジが高く(推奨500倍以上)、スプレッドの狭い口座環境での運用を強く推奨します。
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3. 主要パラメータ解説
1) システム・リスク管理 (System & Risk Management)
- ロット計算モード (
InpLotMode) [初期値: Lot_Fixed] Lot_Fixed(固定ロット)、Lot_Auto(残高比例)、Lot_Risk(損切り幅基準のリスク%設計) から選択。- 固定ロット数 (
InpFixedLot) [初期値: 0.01] - 固定ロットモード時に発注する基準ロット数。
- 初回最大ポジション数 (
InpMaxLongTotal / InpMaxShortTotal) [初期値: 4] - 1スロットあたり、同時に保有できる最大初期ロング/ショートポジション数(ナンピンポジションは除く)。
2) トレンドフィルター (Trend Filter)
- 上位足フィルター使用 (
InpUseTrendFilter) [初期値: false] trueにすると、上位足の移動平均線(SMA)より現在の価格が上ならロングのみ、下ならショートのみにエントリーを制限します。
3) ナンピン・リカバリー (Grid & Recovery)
- ナンピン機能使用 (
InpUseGrid) [初期値: false] - 初期エントリーが逆行した際、ATRベースで自動計算された適正間隔で段階的にナンピンポジションを追加します。
- ナンピン最大段数 (
InpGridMaxLevels) [初期値: 3] - ナンピンポジションの追加限界レベル。
- リカバリー機能使用 (
InpUseRecovery) [初期値: true] - ポジション数が積み上がった際、最も古い(含み損の大きい)ポジションと、直近の(利益が出ている)ポジションを相殺して部分決済を行い、保有期間の長期化を防ぎます。
4) 機械学習(AI)フィルター設定
- AI決済判定を使用する (
InpUseMlFilter) [初期値: true] trueの場合、保有ポジションについて指定した時間足(M5)でAI予測を毎バー実行し、勝率(維持確率)が基準値を下回った場合に自動的に決済処理(早期クローズ)を行います。- AI判定を実行する時間足 (
InpAiExitTF) [初期値: PERIOD_M5] - AIの判定およびオンスクリーンパネルの更新を行う時間足。デフォルトの5分足推奨。
- ポジション維持に必要な最低予測確率 (
InpAiHoldThreshold) [初期値: 0.38] - 保有ポジションを維持するために必要な最低AI確率。確率が38%を下回ると自動撤退します。
- AIによる新規エントリー制限を使用する (
InpUseMlEntryFilter) [初期値: true] - ブレイクアウトトリガー価格到達時にAI予測を行い、上昇/下降の予測確率が閾値に満たない場合は無駄なエントリーとして発注をブロックします。
- エントリーに必要な最低予測確率 (
InpAiEntryThreshold) [初期値: 0.42] - 新規発注を許可する最低AI確率。42%以上の確率が予測された場合のみエントリーします。
- AIによる逆張りエントリーを使用する (
InpUseMlCounterEntry) [初期値: true] - ブレイクアウトトリガー到達時にトレンドと逆方向(レンジ相場反転)の予測確率が高い場合、自動で逆張りポジションをエントリーします。
- 逆張りエントリーに必要な最低予測確率 (
InpAiCounterThreshold) [初期値: 0.45] - 逆張り発注を実行するための最低予測確率。強気なレンジ反転予測(45%以上)が検知された場合のみ発動します。
- AIによるグリッド(ナンピン)防衛制御 (
InpMlGridControl) [初期値: true] - トレンド発生時に無謀な逆張りナンピンを繰り返すのを防ぐため、AIが強いトレンドを検知している間はナンピンの間隔を広げたり、一時停止したりして口座を防御します。
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4. 学習済みAIモデル(ONNX)の特徴量
標準搭載されている学習済みLightGBMモデルは、66次元(66個の変数)のデータ構造を用いて現在の相場状況をリアルタイムに分類(上昇・下落・レンジの3種類)しています。
基本特徴量 (15種類)
すべての特徴量は通貨の価格スケールに依存しない「比率(Ratio)」や「オシレーター値」に加工・正規化されています。
- ATR_Ratio: 日足ATRを現在の価格で割った比率(市場全体の相対的なボラティリティ)。
- RSI_feat: 期間14 of RSI(0.0〜1.0にスケーリング)。
- Spread_ATR_Ratio: 現在のスプレッド幅を日足ATRで割った比率(取引コストの負荷レベル)。
- Hour_Sin_feat / Hour_Cos_feat: 取引時間の周期性を表現するサイン・コサイン波(ロンドン・NY時間等の活発な時間帯の学習)。
- Day_Sin_feat / Day_Cos_feat: 曜日の周期性を表現するサイン・コサイン波。
- FracDiff_LogPrice: 対数価格の分数階微分(価格の非定常性を排除しつつ、長期のメモリ・トレンド成分を維持した先端指標)。
- ADX_feat: 期間14 of ADX(トレンドの強さ、0.0〜1.0)。
8. MACD_Diff_ATR_Ratio: MACD差分(ヒストグラム)を日足ATRで割った比率。
9. BB_Width_ATR_Ratio: ボリンジャーバンドのスクイーズ・エクスパンション幅を日足ATRで割った比率。
10. EMA_Diff_ATR_Ratio: 200日指数移動平均線(EMA)と現在価格の乖離率を日足ATRで割った比率。
11. Hour_Activity_feat: 各時間帯の歴史的なボラティリティ活性度(時間帯加重)。
12. Momentum_5: 5バー前の終値からのモメンタムを日足ATRで割った比率。
13. Momentum_15: 15バー前の終値からのモメンタムを日足ATRで割った比率。
等比ラグ系列と上位足マルチタイムフレーム (計66次元)
- 等比ラグ系列 ($15 \times 4 = 60$ 次元)
上記の基本特徴量15個について、直近の確定足(lag_0: 1本前)、lag_1: 2本前、lag_3: 4本前、lag_7: 8本前 の4つの時間的深度(ラグ)で履歴データを保持し、時間軸方向のダイナミクスをAIに学習させています。
- 上位足マルチタイムフレーム (6次元)
長期のトレンド状況を把握するため、1時間足(H1) および 4時間足(H4) における以下の3つの指標を追加しています。
RSI_60m/RSI_240m(H1 / H4 RSI値)ADX_60m/ADX_240m(H1 / H4 ADX値)EMA_Diff_ATR_Ratio_60m/EMA_Diff_ATR_Ratio_240m(H1 / H4 EMA乖離率)
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5. オンスクリーン・ダッシュボードパネルの操作・見方
チャートの左上に自動的に描画されるダークネイビーの不透明パネル(プレミアムデザイン)の表示内容は以下の通りです。
表示項目
- GLB 3.0 AI VERSION (タイトル)
- 現在のEAが機械学習版で正常に動作していることを示します。
- AI PREDICTION (Closed Bar)
- 直近の確定したバーに基づいてAIが予測した確率をリアルタイムにパーセンテージで表示します。
- BUY (UP): 上昇確率。エントリー閾値(42.0%)を超えると数値がエメラルドグリーンに点灯します。その下に現在設定されているエントリー(Entry)/維持(Hold)の閾値が表示されます。
- SELL (DOWN): 下落確率。エントリー閾値(42.0%)を超えると数値がコーラルレッドに点灯します。
- RANGE: レンジ(方向感なし)確率。
- SYSTEM CONFIGURATION (システム構成情報)
- 現在選択されているシンボル、ナンピン(Grid)の稼働状態、リカバリー機能、AI新規フィルター、逆張り(Counter)機能が有効か無効かが一覧表示されます。
- MARKET DETAILS (ライブ相場データ)
- Spread: 現在のライブスプレッド(Pips単位)。
- ATR (D1): 日足ATRの現在値(値幅の絶対基準値)。
最小化/最大化ボタン
- パネルの右上にある
_ボタンをクリックすると、パネルが完全に折りたたまれ、チャートの左端にコンパクトなGLB 3.0 AI >>ボタンのみが表示されるミニマムモードに移行します。再度このボタンをクリックすることでいつでもフルサイズのダッシュボードへ復帰できます。
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6. 安全運用のための推奨ステップ
- バックテストの実施:
まずはMT5のストラテジーテスターを用いて、AIフィルターのオン・オフやロット計算モードの違いによる挙動変化を十分にご検証ください。
- デモ口座での挙動確認:
リアル稼働前にデモ口座でダッシュボードの表示や、成行でのAI選別注文、週末・指標フィルターが口座環境で正しく機能しているかを数日間モニタリングすることを推奨します。
- 低ロットからの稼働開始:
ゴールド(XAUUSD)は値動きが非常に荒いため、初期段階では最小ロット(0.01ロット)での運用、もしくは十分な資金余力(例: 0.01ロットあたり推奨資金30万円〜50万円以上)を確保した状態で運用を開始してください。